あるかも通信vol8

[あるかも通信vol8］

知っておきたいアナログ用語　ダイヤモンド半導体
4月佐賀大学がパワー半導体のダイヤモンド半導体デバイスで、世界初となるパワー回路を開発したと発表しました。
※3年後の実用化を目指しています。

ダイヤモンドパワー半導体の特徴
電子デバイス産業新聞から抜粋／4～5月
経済産業省
蓄電池の増強計画も支援
半導体関連2件、蓄電池関連8件の投資計画を助成。投資総額６８００億円。投資額の最大3分の１が支給される。22年末には国民の生存に
必要不可欠な物質などを「特定重要物質」として11種を政令で指定。半導体では、ルネサス(助成額約159億円)とイビデン(助成額405億円)。
・10ナノ秒を切る高速スイッチング動作　※9.97ナノ秒（ナノ秒は10億分の１秒)
・190時間の連続動作で特性劣化なし
・ロス無く送電ができ、ネクスト5G向け基地局、電気自動車の電力制御用デバイスに適している

電子デバイス産業新聞から抜粋／4～5月
経済産業省
蓄電池の増強計画も支援
半導体関連2件、蓄電池関連8件の投資計画を助成。投資総額６８００億円。投資額の最大3分の１が支給される。22年末には国民の生存に
必要不可欠な物質などを「特定重要物質」として11種を政令で指定。半導体では、ルネサス(助成額約159億円)とイビデン(助成額405億円)。
・10ナノ秒を切る高速スイッチング動作　※9.97ナノ秒（ナノ秒は10億分の１秒)
・190時間の連続動作で特性劣化なし
・ロス無く送電ができ、ネクスト5G向け基地局、電気自動車の電力制御用デバイスに適している
開発の背景
現在の半導体デバイスは携帯端末など1.5GHZ・1W程度ですが、10GHZ・1KWレベル以上、100GHZ・100Wレベル以上の高周波・高出力化
が求められていました。SiC、GaNなど実験段階に入っていますが理想的なダイヤモンドができた場合はシリコンに比べ約５万倍の大電力効率
化、約１２００倍の高速特性が期待されます。しかし他機関から、ダイヤモンド半導体は、パワー回路として動作させた場合、素子劣化は早く、
長時間動作は困難で、実用化は容易ではないと報告されていました。
関連株
イーディーピー（ 7 7 9 4）：人工ダイヤモンドの原料である種結晶を製造販売。
タムラ 製 作 所（ 6 7 6 8 ）：同社から事業の切り出したベンチャー（埼玉県）は、2022年3月開発に成功したと発表。
旭ダイヤモンド工業（6140）：ダイヤモンド工具の最大手。GaNなど化合物半導体の加工にも展開している。